私が処方し、診断し、治療するのではない

 

Doctor of Chiropractic  カイロプラクティックの発展者

B.J.Palmer


 




****  ドクターに出来る事  ****






 @ドクターは直接病気を治す事は出来ない。


        
一般常識では、直接病気(体の異常)を治すのは、ドクターであるとなっています。


      これは大きな間違いです。

 
      もし、人間の体をドクターが直接病気(体の異常)を治すのであれば、ドクターは、人間の体を、

     100%近く理解しなければいけません。また、正常か異常かをドクターが判断しないといけない

     ので、 基準値を定めておかないといけません。



      実際そんなことができるでしょうか?



   * 人間の体を100%近く理解できますか? 



      人間は、機械ではありません。機械のように設計図があり、同じ大きさ、同じ強度で出来て

      いるのではありません。 「十人十色」という言葉があるように、一人一人、個性があります。

      双子でない限り、全く同じタイプの人間など存在しません。世界の人口は、約66億人います

      ので、双子の数を考慮したとしても、数十億通り以上のパターンが存在します。しかも、人間

      は、毎日変化していきます。今日の自分と明日の自分は違います。数十億通り以上のパター

      ンかあり、しかも毎日変化するようなものを理解することは不可能です。
      
      
さらに、人間の体は、小宇宙といわれているぐらい複雑です。細胞1つ取っても巨大化学プラ

      ント工場以上のスケールがあります。また、その細胞は、神経ネットワークによりコントロール

      されていることも考慮に入れないといけません。たった一つの細胞でそれだけのボリュームが

      あります。また、医学の情報のほとんどが仮説です。賛否両論あります。以下に例をあげます。

      本当か嘘なのか見極めるために1つ1つ検証していかないといけないのです。膨大な医学の情

      報を1つ1つ検証することはできません。


        

      リュウマチなどの膠原病は、医学校で使用する教科書には、免疫亢進状態(免疫力が
     過剰な状態)の病気だと書かれています。しかし、世界的な免疫学者である新潟大学
     医学部教授の安保 徹先生は、その逆の免疫抑制状態であると文献で述べておられます。



      エイズですが、一般的には、ウイルス感染が原因であるとされていますが、
     「AIDSの虚像と真実” ―HIV単一病因説は間違っている! 工学社 」によれば、
     「AIDSはウイルス感染が原因であるという仮説」は科学的な根拠にかけているし、
     事実とは言えないと述べています。 エイズ研究者の実名、顔写真入りで説明しています。

      一般的に行われているエイズ検査において、誤って陽性反応が出てしまう要因が65個
     載っています。アフリカ人独特の“ねばねばした血液”や、2回以上出産経験のある妊婦
     でも誤って陽性と出るそうです。

      AIDSウイルスと言われている写真があります。この本では、その写真が載っている
     大本の論文では、その写真に写っているのは何であると述べているのかまで書いてあります。

      


     
 生物学の教科書には、細胞は分裂によってのみ増えると書いてありますが、生きた動物の体にある細胞が実際に
       
分裂して増えていくところを確認した人はいません分裂像を映した映像もありますが、
        あれは、生きた動物から
取り出した細胞を薬品処理し、顕微鏡で見やすいように強い光を当てた細胞です。
        細胞というのは、非常に特殊
な環境にさらされると分裂を起こすのです。
         千島学説では、細胞は分裂により増えないとしています(特殊な環境にさらされた時のみ分裂する)。人を含む動物
        の場合、赤血球から分化し、色々な細胞になると考えます。千島先生は、動物の赤血球が色々な細胞になるところを
        
実際に観察しています。

         また、千島先生は1つのバクテリアを24時間撮影していますが、ほとんどのバクテリアが1度も分裂しなかったそうです。
        さらに千島先生は、日本の微生物学者にバクテリアが30分おきに分裂するのを確認したことありますかと聞かれたそうですが、
        あると答えた人はいませんでした。ちょっと実験してみればほんとか嘘かすぐわかるはずです。

      なぜ追試の実験をしないのか不思議です。

        
細胞は分裂のみで増えるという説が間違いであったなら、当然
    
分裂説を基礎にした学説は全て崩れ去ります。



         教科書には遺伝子はらせん構造をしているとあります。

      らせん構造の実物の写真をみたことある人いますか?

         
         全部CGだったり絵だったりしますよね。

         実は誰もみたことがなくこれも仮説(想像の産物)なのです。




      一般的な医学書(教科書)には、血液は骨髄で作られると書かれています。
     対処療法では、この骨髄造血説を元にして治療と主張する行為が行われています。

      健康な鳥の骨髄を調べると、脂肪で充満されていただけで造血作用はみられなかった
     ので、
鳥を9~11日絶食させてみたところ、骨髄に赤血球が多く存在していました。それをみた
     研究者が、血液は骨髄で作られているのではないかと想像した。

     これが骨髄造血説の根拠です。

     実際に人の骨髄の中で、血液が造血されていく様子を目で確認した訳ではないのです。

     こんなもの科学的根拠といえますか?


     血液というのは、絶えず体を循環していますので、健康な鳥であったなら、造血作用は活
     発にみられるはずです。絶食したときだけ造血されるなんておかしな話はありません。

     千島学説では、造血作用のあるのは、腸である。としています。



         伝染病は病原菌が外から体内に進入したときのみ生じる。というのはどの本を見ても書いてありますが、その説を
        否定する実験があります。フランスの外科医学者Reillyが行った実験で、レーリー現象と呼ばれるものです。
         消化器などに分布している自律神経をピンセットでつまんだり、細菌毒素を塗布したりします。すると、
肺にいっている
        自律神経を刺激すると、結核と全く同じ病変が出来、腸の場合は、腸チフス、赤痢の病変が生じた。というものです。
        要するに、下手に自律神経に物理的な刺激などを与えると病気になっちゃうよ」と
     いう説です。

        だだし、レーリーは、チフス菌や結核菌、赤痢菌の存在を確認することはしていないようです。千島 喜久男 先生は
        千島学説の細菌、ウイルス体内自然発生説を支持し得るものであると文献で述べています。


         *パスツールの実験があるんですが・・・

           パスツールは、空気中から細菌が容器に入り込んだことを確認していません。
       
           バクテリアが分裂増殖したことすらも確認していません。

           こんなのほんとに科学ですかね?

         お茶の水クリニック医院長、国際自然医学会会長の森下 敬一氏は、カゼは、ウイルスが原因であるというのは、
         とんでもないオカド違いだ。と著書で述べています。(薬を一切使わないで病気を治す本)

         
そもそも病原体がいてそれが病気の原因という考え方は、仮説(想像の産物)にしか過ぎません。


 


    まだまだいっぱいあります。


   事実の場合は、賛否両論などあり得ません。

例えば、ヘリコプターは、UFOのように空中に静止(ホバリング)出来ます。これは事実です。
実際にヘリが、空中静止しているところを100人に見せれば、100人とも認めます。

上記のように不確かな賛否両論ある説を基礎として医学の情報は成り立っているのです。





   * 1人1人個性のある人間の体に基準値を設けることができますか?



      数学や物理が得意な人はわかると思いますが、大きい小さい、高い低いというようなものは、比べるもの

     (基準)がないとわかりません。鉛筆は、蟻と比べると大きいですが、家と比べると鉛筆は、蟻のように小さ

     いです。比べるもの(基準)が変わると大きさは変わってしまうのです。


      血圧が高めと低めとか、血糖値が高めとか、一日の栄養摂取量はこれくらいですとか言いますが、その基

     準は、いわゆる“平均的な人間という架空の人間”がいて、その“架空の平均人間”に比べて高い、低いと言

     っているのです。高い低いというのが正しい時は、その架空の人間と全く同じ体のときです。


      あなたは、その“架空の平均的な人間”と全く同じですか?

      答えは当然 “ No ” です。


    「十人十色」という言葉があるように、一人一人、個性があります。双子でない限り、全く同じタイプの人間

     など存在しません。世界の人口は、約66億人いますので、双子の数を考慮したとしても、数十億通り以上の

     パターンが存在します。しかも、毎日どころが、1日24時間刻々と変化しています。

     基準値など決められるはずがありません。


    ですから、人間の場合は、基準値そのものがないということです。設定できないのです。ですから、高いとか

     低いとかいうこと自体ナンセンスなのです。


      基準値を定めることができるのは、機械だけです。

    機械なら、この型式の機械の場合は、ここの回転数は、400回転で、400回転を超えたら調整しなさい。

     といった具合に基準値があります。型式が同じなら同じ構造、材質、強度でできていますので、基準値を設定

     することができるのです。



   以上のことから、

        ・人間の体を100%近く理解できますか?   

       ・1人1人個性のある人間の体に基準値を設けることができますか? 



    これら2つの質問の答えは “ No” です。


     だから、人間の体をほとんど理解できていない、異常か正常かもほとんどわからない。ということに

     なりますので、

     
ドクターは、他人の体の異常を直接治すことはできないのです。


     わからないものを直接いじるのは非常に危険です。

     ただし、研究や勉強をしなくても良いというわけではありません。ドクターである以上、解剖学、
    生理学、免疫学など(カイロプラクティックの場合は、その中でも特に脊柱解剖学、神経学)を
    勉強し続けないといけません。
     問題なのは、マスコミの情報、教科書に書いてあること、医学雑誌の論文を疑いもせずに
    鵜呑みにすることです。



       知識を理解したつもりになって頭に入れるのは良いですが、それを疑わない事に問題があるのです。











 @ドクターに出来ること



      わからないなら、わからないなりの対応の仕方というのがあります。

       簡単です。


       変なプライドを捨て去り、わからないことを認めて、わかる人にやってもらえばいいのです。

      このことを人間に言い換えると、

      「ドクターは、人間を100%理解することは不可能で、直接人間を治すことは出来ないので、

        人間のことを100%理解している先天的知能の働きの一つである自然治癒力(病気になった

        人自身が持っています。)に治療を任せればいいのである。」


      と言うことになります。


      ですから、ドクターのしなければならないことは、1つです。

       それは、
 
         病気の患者だろうが何も症状のない人であろうが関係ありません、

        自然治癒力が100%働くような環境が出来るように人を導く事です。

        具体的には、以下のことをすればよいのです。


          ・病気の根本原因は

           精神的ストレス

           肉体的ストレス(体を使いすぎる、または、使わなさすぎる。)
   

              毒のストレス(薬の飲み過ぎ、長期間にわたり薬を飲み続けるなど。)

          以上の3つのストレスであるからそのストレスから解放されるようなアドバイスをすること。
  


          ・自然治癒力が100%働くような環境を作ってあげる。

          カイロプラクターの場合、
       
             カイロプラクティックでしかとることの出来ない
サブラクセイションSubluxation背骨

             に生じる神経伝達機能の妨害により生じる神経伝達機能の低下)を取り除き、神経伝達機能を

             正常に戻す。と言うことになります。


            メディカルドクターの場合。

             床ずれ(皮膚組織などの壊死)

              床ずれした場所を消毒せずにきれいに洗い流し、ラップで保護したり、コンフィールで保護したりして、

              壊死した組織の周辺に適度な保湿状態を保つ。非常に治りが早いです。


          

 
         ・発熱、痛み、腫れ、下痢、咳、くしゃみ、鼻水などの不快な症状を悪者にしない。

            不快な症状の多くは治癒反応であることに気づくことが重要です。

             不快な症状を薬で無理矢理止めたり、薬で検査データーが正常になるように

          コントロールしたりすることが体の不具合を治すことではありません。

 



  カイロプラクティックには哲学がありますのでその一部を紹介します



    先天的知能 は絶対に間違えを起こさないし、衰えたりしない。



     先天的知能Innate Intelligenceとは


      あなた自身が生まれながらにして持っているものです。

       あなた自身の体をコントロールしたり、修理の指令を出したりするソフトウエア

      です。
 
      自然治癒力も先天的知能に含まれます。 


    間違えを犯すのは、教育された脳(Educated Brain)である。


 
     
教育された脳(Educated Brain)とは


     生まれた後に理解して(”理解したつもり”と言った方が正確だと思います)

    覚えたもの。
  
     たとえば、医学の知識や、マスコミが流す情報、迷信、常識、人から聞いたこと

    などです。

 







Nature needs  no  help.

自然は助けを必要としない。


B.J.Palmer

 






更新日 2011年6月16日
Philia Chiropractic   
  ドクターに出来ること